イベント
わくわくの森キャンプ
開催日 | 8月18日(金)~8月21日(月) |
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対象 | 小学3年生~6年生 |
参加費 | ひとり 16,800円(税込み) |
定員 | 30名 ※応募者多数の場合は抽選 |
わくわくの森キャンプは小学3年生~6年生を対象とした3泊4日のキャンプです。
キャンプ期間中はテントを設営してテントに泊まったり、薪を組んで野外料理をしたり、キャンプファイヤーをみんなで囲んで楽しんだりと、普段の生活ではなかなかできないことをたくさん体験することができます。
わくわくの森キャンプは、グループでの活動が中心となります。各グループには高尾の森わくわくビレッジで活動をしているボランティアリーダーが入り、子どもたちの体験活動やコミュニケーションのサポートをしつつ始まりから終わりまで生活を共にします。
この4日間が子どもたちにとってかけがえのない成長の場となることを願って、キャンプを実施していきます。
キャンプでの様々な経験や新たな出会いが、 子どもたちの成長のきっかけになるはずです。
わくわくの森キャンプ | イベント | 高尾の森わくわくビレッジ (wakuwaku-village.com)
お申込み
往復ハガキ
5月1日~6月19日 ※当日消印有効
開催報告
1日目
今年の夏らしい、よく晴れてとても暑い中でキャンプ1日目がスタートしました。
集合してきたメンバー(参加者)は、初めて高尾の森わくわくビレッジのキャンプに参加する方も多く、知らない人と3泊4日過ごすことに緊張をしている様子が見られました。
開村式の後はグループごとに自己紹介などで過ごした後、多目的室でレクリエーションを行いました。
最初はじゃんけんを使った簡単なゲームから始まり、指導者の指示に従って手を動かすものや、仲間の名前を呼びながら行うレース、シーツを使ってグループごとに「何か」を表現するゲームなどを行いました。ゲームを進めていくうちに、緊張も少しずつ薄れていき笑顔も多く見られるようになりました。
グループごとにお昼にお弁当を食べてそのままグループタイムとなりました。
グループタイムは全体で何かを行う時間とは異なり、グループごとに何をするか決めて過ごす時間のことを指します。
熱中症の心配もありまいたので、外で長時間過ごすグループはありませんでしたが、クラフトをしたり、体育室等で体を動かしたりと、過ごし方はグループによってバラバラでした。
その後、外でおやつタイムにかき氷を作って食べました。かき氷で体が冷え、日も陰ってきたタイミングでグループごとにテントを設営しました。
初めて設営するメンバーも多く、苦戦している様子も見られましたが、ポール組み立て、ペグ打ち、フライ設置などグループで協力をして最後にはしっかりと建てることができていました。
1日目の夕食は高尾の森わくわくビレッジのレストランで食べました。
食事の際は食事当番のグループがいて、他のグループより15分早く集まり、食器や食事の配膳等を行う時間を設けました。いつも家ではお手伝をしていないメンバーもいたとは思いますが、みんなこぼさないように運んだり、きれいに配膳したりと、キャンプ全体のことを思いやって役割を行うことできていました。
大浴場でお風呂に入った後、テントで宿泊をしました。
2日目
1日目と同様、晴天で気温の高い朝を迎えました。
朝食は野外炊さんでパックドックを作りました。
パックドックは、ホットドック用のパンに、ソーセージやチーズやレタスなどの具材を挟み、アルミホイルで包んで牛乳パックにつめ、牛乳パック自体に火をつけて燃え尽きるころには完成しているという比較的御手軽なアウトドアクッキングです。
牛乳パックに火をつけるなど、メンバーたちは皆、日常生活では体験できない料理を楽しんでいる様子が見られました。お替りとして食パンドックを作っていたメンバーも少なくはありませんでした。
朝食後は川遊びに行きました。
到着後は、グループごとに着替え用のテントを設営してから体操をして川に入りました。
川は一番深い所でも膝下程で、木々に囲まれていることもあり比較的過ごしやすいのですが、その分水も冷たく、熱くなった体もあっという間に冷えていきました。
「猛暑でも川は冷たい。」改めて自然の力を感じることができた時間にもなったと思います。
午後は少し疲れも見えていたため、グループのペースで過ごせるようにグループタイムとしました。
グループごとに過ごし方も場所もバラバラでしたが、白いうちわに絵を描いたり、折り紙を貼ったりしてオリジナルうちわを作ったり、多目的室で体を動かしたり、手遊びゲームなどをしていました。
夜は野外炊さんでカレー作りの予定でしたが、午後から夜にかけて雷雨の予報が出ていたため、雷雲が接近する前に薪割を行い、調理に関しては館内の調理室で行うように変更いたしました。
薪割に使用するナタは、使い方を間違えると大けがにつながる道具です。実施前にリーダーから使い方の説明を受けた際は、ふざけることなくみな真剣に聞いていて、実際の薪割も上手にできていました。
調理に関しては、まだ包丁を使い慣れていないメンバーもいて少し苦戦している姿も見られましたが、完成したカレーはどれも美味しそうな仕上がりでした。お米ついては、調理室ではありましたが飯ごうを使って炊飯をしました。炊飯器とは違うお米の味も楽しめたと思います。
3日目
午前中は、オリジナル万華鏡作りをしました。
牛乳パックと銀紙を組み合わせて作る万華鏡で、模様も自分で作るのですが、これもただ描くのではなく、紙に塗料がついた大きいビー玉を転がすことで描いていたため、予期せぬものも描けて、思いがけずきれいな模様もできていました。
昼食は、調理室で焼きそばを作りました。基本的には炒めて味をつけるだけではありますが、家庭ではあまり作らない量を調理するのは大変で、一生懸命フライパンで混ぜている姿が印象的です。
その後、「お楽しみプログラム」として水遊びを行いました。水遊びといっても、メンバーたちが直接濡れるプログラムではなく、水を使ったレクリエーションで楽しむ時間です。
「お題の重さをグループごとに予想してその分の水を入る」「くじを引いて当たったプログラムリーダーに水風船を充てる」「プログラムリーダーが頭の上で持っているかごに水風船を入れる玉入れ」などプログラムを進めていくうちに、プログラムリーダーがどんどん濡れていくゲームを中心に行いました。
メンバーたちはみな、プログラムリーダーがびしょびしょになっていく様がとても楽しかったようで、笑い声の絶えない時間となりました。
おやつの後、グループタイムで過ごし、ろんたんで最後の夕食で食べ、キャンプファイヤーを行いました。
キャンプファイヤーでは、みんなで火の神様を呼んで点火をして、じゃんけんで負けた人が後ろにどんどんつながっていく「じゃんけん列車」、激しい踊りをして生き物の名前の文字数だけ仲間を集める「猛獣狩り」、呼ばれた人だけ前に出て火の回りを踊る「さあさ」など色々な遊びをして過ごしました。
メンバーたちは、それぞれのゲームをとても楽しんでいる様子で、キャンプ最後の夜がとても想い出深いものになったと思います。
4日目
朝食は野外炊さんでそうめんを作りました。
基本的にはそうめんを茹でるだけなのですが、ガスではなく薪を使った調理のため、メンバーにとっては比較的大変な時間になったと思います。
2日目に割った薪を組み、マッチを使って火おこしをしたのですが、マッチの着火が初めてで苦戦していたり、なかなか火が安定せず、火がついたかと思えばしばらくすると消えてしまったり、そもそも木が燃える前に消えているグループもありました。
ただ、メンバーたちはこのキャンプで初めて実施した本格的な野外炊さんに夢中になっている様子で、時間が経つのも忘れて一生懸命に取り組んでいました。
4日目も暑い日であったことと、苦戦しながらも完成させることができた達成感で、出来上がった冷たいそうめんをとても美味しそうに食べている姿がとても印象的です。
朝食の片づけを終えて、キャンプ全体の片づけを行いました。
1日目に建てたテントを解体して袋に詰めたり、寝袋を天日干ししたり、自分たちの荷物整理を行ったりと、やることは盛りだくさんでしたが、ほとんどのメンバーがテキパキと取り組んでいて、少しだけではありますが、4日間の成長を感じる時間でもありました。
昼食後はふりかえりの時間を持ちました。4日間どんなことをやって、どんなことをがんばって、どんなことが起きたのか、一人一人振り返りをするためにまず全体でレクリエーションを行いました。
このレクリエーションでは、キャンプ1日目からの出来事がクイズやゲームになっていて、進めていくうちに4日間が想い出されるといものです。そして、その後グループに分かれて振り返りを行い、4日間での様々な体験を一人一人の内にフィードバックする時間を持ちました。
最後に閉村式をしてキャンプが終了となりました。